(大学情報)東京電機大学
現役大学生から自分の大学について話を聞かせてもらいました。①~⑥の凡例は「大学情報について」 という別記事を参照してください。
① 東京電機大学・未来科学部
② 新しいキャンパスだからとても綺麗で、設備は整っている。北千住という立地でどこに行くにも行きやすい。
→北千住駅はJR常磐線、東京メトロ千代田線・日比谷線、東武鉄道東武スカイツリーライン、つくばエクスプレスの乗り入れがあり、交通手段には困らない。通学路にどの駅を経由させるかは勉強以外のことを考えたらとても重要。
③ 東京にあるため狭いところにつくったからか、大学生活!!っていう庭とかはほとんどないに等しい。
→都内の大学は縦長のビルをキャンパスとするものが多い。広い中庭があってそこでサークル活動をしている人がいたり、楽器を演奏する人がいたりという、ドラマでありそうなキャンパスライフ感がない、ということ。
④ 学びたいこと、好きなことが決まっている人
→これがやりたい、こういう仕事に就きたい、という明確な目標があればそれにどっぷり打ち込める。理系は入った学部・学科によっては選べる就職先がかなり限定される可能性があるので、卒業後の進路も考えておくとよい。
⑤ 偏差値がちょうどよく理系だからってなんとなく選んでいる人
→なんとなく物理が好きで受かりそうだからここ、というような考え方はまずいということ。似たような偏差値で似たような大学があっても内容はしっかり吟味しよう。特に最近は学科名・コース名がかなり細分化されていて、名称だけでは何が学べるかわからない部分も多いので、しっかりと調べておく必要がある。
⑥ 全体で見ると男女比率9:1
→ほぼ男子校。女子大はあっても男子大という表現はないので注意?
いわゆる四工大(東京電機大学・芝浦工業大学・工学院大学・東京都市大学)とのかかわりがあり、そこに講義を受けに行くことは可能。
→他大学にかかわりを持てるかどうかを大学選びの基準に入れる人はいる。逆に、まったく外に興味を持たない人もいる。大学はこういう面でも自由度は高いので、選択肢の幅を広げたい人はこういうところも考えておこう。
学べることの例として、プログラミングの中から「セキュリティ」「音などのメディア」「画像編集」「CG」などを学べる研究室がある。
→ものすごく限定的かつ現代的な感じ。大学の研究室はこんなふうにピンポイントに絞って学ぶことができるので、やはり④にあるようになんとなく漠然とした意欲では困ることになりそう。
☆まとめ
理系は医学部と薬学部を除けば大きく分けて工学系と理学系に分けられるが、最近はこの次の学科やコースがかなり細分化されているので、名前だけではなくどんな授業があってどんな研究室があるのかは必ず調べておく必要がある。また、自分がやりたいことがあっても、やりたいことがやりたいようにやれるとは限らない(研究室や講義にも定員がある)とも聞くのでそこも頭にはいれておこう。
これは理系に限った話ではないと思うが、卒業後の進路も含めてやりたいことがちゃんと決まっているほうが望ましいので、学力や立地だけでなく、大学の中身はしっかり吟味するようにしよう。