勿忘荘(わすれなそう)

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(大学情報)千葉工業大学

 ① 千葉工業大学・工学研究科

 

 ② 最寄りの駅から近い(1・2年次は「新習志野駅」から徒歩6分、3・4年次は「津田沼駅」から徒歩1分)。

 工作機械の種類や環境がよく、実習などで使うパソコンなどがたくさん用意されている。また、学生一人一人にiPadが支給され、設計に必要なソフトウェアを無償でダウンロードできる。

 学食が300円程度と比較的安い。

 →立地はやはり重要か。駅から徒歩数分で通えるのは、毎日通うことを考えたらありがたすぎる条件。新習志野駅京葉線津田沼駅中央・総武線が通っているので、千葉・東京・埼玉からは通いやすく、ここ最近で人気が高まっている理由の一つかもしれない。

 伝統ある工業大学だけあって、設備はかなり潤っている模様。一人一台のiPadもそうだが、必要なソフトウェアを無償でダウンロードできるのは魅力的。最近はこういうサポートが増えているみたいだけど、それを知らずに自分で購入してしまったという人も多いので、事前に調査しておくとよさそう。

 学食は300円前後が最安で、ワンコインあればそれなりに充実した食事ができるのがスタンダードなのだろうか。

 

 ③ 職員の対応がいまいち。何がというわけではなく、全体的に雑。かったるそうに仕事をしている感じが伝わる。講義棟のトイレが、男子は奇数階、女子は偶数階となっていて不便を感じる。

 →職員の対応については在学生ならではの評価という感じ。さすがにOCや受験時での対応ではそんなことはないのだろうけど、これも現実なのか。実際、学生生活にしろ、就職活動にしろ、学校のサポートを受けずに自分でどうにかしようという人は一定数いるので、大きな問題ではないのかもしれないけど、必要なときに頼れないのは困りものなので、大学訪問をした際に質問をしてみるなど、あえてかかわりを持って調べてみるのもいいかもしれない。

 トイレが階によって分かれているのは実際的な不便はありそう。トイレの数が多ければいいけど、そうでなかった場合は、男子が多そうなので時間帯によっては混雑しそう。こんなところも毎日通うことをふまえたら気にしたほうがいいのだろう。

 

 ④ 工学を専門で学びたい人。特にものつくりが好きな人にはおすすめ。機械や電気、通信系だけでなく、建築やデザイン、宇宙系やロボット系など、学べる範囲は多岐にわたるので、工学系はかなり充実している。

 →工学といえばものつくりという感じもするが、その点に至ってはかなり充実している模様。機械いじりが好きで、スマホやパソコンを自分なりにカスタマイズしたり電化製品を分解したりするのが好きな人には向いていそう。このあたりは高校まではほとんど学べないことだろうから、自分の趣味や得意なジャンルが工学系であれば迷わずおススメできそう。

  

 ⑤ 理系科目が苦手な人。また、理学系は生命科学科や応用化学科があるが、全体としては弱めなので、理学系の人は少し考えたほうがいいかも。

 →工学が好きなだけではさすがに厳しい、と。逆に言えば英語や国語などの語学が苦手でも大丈夫ということか。千葉工業大学は「工大」とも呼ばれているだけあって、理学系はそれほど充実していない様子。このあたりは先の北里大学など、生物系の大学と上手にすみわけをしているということか。

  

 ⑥ 総合大学とは異なり女性の人数が少ないが、ものつくりをより専門で学べる大学。アニメ好きが少し多いような印象。

 →東京電機大の記事でも似たような情報があったが、理系大学はやはり男女比が偏っているようだ。在籍数はパンフレット等に載っているだろうけど、男女比の記載がなければ気にする人は調べておこう。アニメ好きが多いのは女子学生が少ないことと関係があるのかどうかはわからないけれど、ものつくりに心血を注ぐつもりであれば問題はないでしょう。

 

 ☆まとめ

 理系大学は今回で4校目の紹介となるが、研究設備の充実具合は調べることとして最重要なことであることはもはや言うまでもないだろう。今までの流れから立地の重要性もだいぶわかってきたが、今回はそれ以外にも「毎日通うなら」という条件で不便がないかどうかを調べておくとよさそう、ということが言える。

 また、ものつくりを主とした工学系は大学院への進学を希望する人も多く(大学院に行かないと深く研究できない側面が強いため)、現時点での大学院進学の希望があるかどうかによらず気にかけておくとよいだろう。大学院に進学する際に別の大学を受験する人も少なくないので、そこも見越して大学受験を考えてみてもいいかもしれない。