勿忘荘(わすれなそう)

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(高校生向け)過去問の取り組みについて(冬)

(中学生向けの前編でも同じ前置きをしていますが、こちらだけ目を通しても問題ないように、冒頭は同じ内容を掲載しています。)

 

夏にも一度お話していることですが、時期が変わったので、改めて過去問の取り組みについてです。

時期にあわせて内容を調整していますので、以前の内容と重複している部分もありますが、確認の意も込めて書き進めていきます。

 

中学生でも高校生でも、冬休みが始まる頃には全範囲を一通り学習し終えて、入試対策に力を入れるようにしていきたいです。

高校受験の場合、地域や第一志望の区分(公立/私立)などで試験日程は大きく異なりますし、大学受験の場合は1月中旬の共通テストが本番のスタートという人が多いでしょうから、冬休み期間中に少なくとも1度は自分が受ける試験の過去問を解いておくべきでしょう。

 

それでは、ここからは後編として高校生向けに過去問の取り組み方についてまとめますので、受験生の方も来年以降に受験生になる方も、ぜひお読みください。

 

 

 ① 冬休みは共通テストの過去問に専念する 

→冬休みは共通テストの3~4週間前となります。ここで共通テスト(旧センター試験)の過去問を5~10年分取り組みましょう。

2学期の間にいくらか解き進めている人もいるでしょうけど、秋に解いたときとは感覚も点数も全然違うはずですので、気にしなくていいと思います。

 

また、大学受験は対策するべきことがとても多いので、なかなか2周目・3周目を取り組む余裕はありません。したがって、1周で終わってもいいように、解いた後の復習や解き直しには相当な力を入れてください

目安としては解く時間と復習の時間がイコールとなるくらいがいいです(たまに採点して間違えたところの解説をサラッと読むだけの数分で復習を終える人がいますが、これは非常によくないです)。

 

そして、国立大学を目指すかどうかで共通テストの意味合いが変わりますが、私立大学の共通テスト利用入試で合格を一つは確保したいですから、決して疎かにはできません。あとは人によって科目数が違うので所要時間も異なるでしょうから、共通テストの比重が比較的小さい人は早めに切り上げて私立大学の過去問に取り掛かってもいいでしょう。

 

 ② 共通テストが終わり次第、私大の個別試験の過去問を進める 

→私大の一般入試は早いところでは1月下旬から始まりますので、共通テストが終わってから私大の個別一般入試が始まるまで最短で10日くらいしかありません。

共通テストの対策と私大の対策を同時進めるのはなかなか難しいですので、共通テスト終了後に私大の過去問を重点的に取り組みましょう。

なお、そのタイミングで一度も私大の赤本を見たことがないということにならないよう、少なくとも冬休み期間中に一回分は目を通しておきましょう。

 

私大は少ない人でも2~3校、多い人では8~10校くらい受ける人もいるでしょう。少ない人は全部やってもいいでしょうけど、多い人でもやはり3~5校分が限界だと思います。

そこで、優先度合としては志望順位の上位3~5校に絞っていいと思います。志望順位が低い滑り止めの学校で、確実に合格を取りたいところはとりあえず一回分解いて、それで合格点が取れそうならその一回限りでいいでしょう。

逆に、滑り止めのつもりの学校の過去問で苦戦してしまうようでは上位の学校の分量を減らしてでも確実な抑えを確保するべきです。

これらのさじ加減の調整は受験生一人ではなかなか難しいと思いますので、学校か予備校の先生を頼って、客観的な視点からの意見を仰ぐようにしましょう

 

 ③ 国立の過去問は私立が終わってから 

→国立大学の過去問は私立が終わってから一気にラストスパートをかけるように進めましょう。

私大入試の日程によっては空き日が少ないかもしれませんが、多くの人は2月中旬に私大入試が終わるはずですので、残すところは国立のみ、という状態で1週間くらいは確保できる人が多いです(あるいはそういう勉強計画を念頭に入れて受験計画を立ててもいいかもしれません。このあたりは別記事「受験校の決め方」参照)。

難関私大は二月下旬まで試験がありますが、その場合は同時並行で進めていくしかないでしょう。少なくともどちらかに専念するのはおススメできません。そうなってしまうのならば、事前に想定したうえで受験作戦を変えるべきですから、これもやはり共通テスト前にスケジュールの確認を徹底しておくべきでしょう。

 

 

以上が、冬休み以降の過去問の取り組みについてです。

過去問は本物の入試問題だけあって、よく練られた良問が多いです。過去問で勉強をするようになると一気に力が付くように思います。

大前提となることを最後に話す形になりますが、大学受験はとにかく、受験作戦をどれだけ綿密に立てられたかが結果を大きく左右します

詳しくは別記事『受験校の決め方 その1~その5』にある通り、12月までの模試の成績と共通テストが狙い通りにいくかどうかによってその後の入試をどのように設定するか(日程や方式、受ける学校の増減)を事前に念入りに考えておくべきですので、勉強だけじゃなくその面でも十分な時間をかけ、また家族や先生とも相談して、ぬかりのないようにしてもらえればと思います。