勿忘荘(わすれなそう)

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(中学2年生向け)1年前からの受験準備・その1

 地域によってスタートの時期は異なりますが、多くの地域ですでに高校入試がスタートしていることと思います。受験生のみなさんにはできる限り自分の力を出し切ってもらいたいところですが、ここでは今後しばらく次の受験、つまり中学2年生向けの受験準備に関するお話をしていきます。

 

 その1では中2の冬からの1年間をどのように過ごすか、受験校選びの観点からおおまかな流れを3つの期間に分けてお伝えします。「受験のことなんてまだ何も考えていない」という人は多いかもしれませんが、少しすつ考え始めてほしいですし、この記事がそのきっかけになれればと思います。

 

 1.中2・冬~春休み=受験生になるための下準備 

 中2のうちに志望校がはっきり決まっていて、何をどう勉強するか明確にわかっているという人は少ないと思います。この時期ではまだそこまで達していなくてもまったく問題ありません。

 具体的な志望校を検討するのは次の期間になりますので、この期間ではどんな学校を目指すことになってもいいように、勉強のスタイルや全体の総量をなんとなくでいいので把握することを目的とします

 高校受験において、中3の内容は非常に重要になります。量も多いですし難易度も高いです。よって、中3になってから中学校で習うすべてを復習するのはなかなか大変です。

 したがって、中2のうちに中2までの内容を一通りおさらいしておくことが重要になります。ここでスタートが切れればその後の受験生生活が大きく変わります。目標は定まらなくても、とりあえず教科書内容は頭に入っているという状態が作れればそれでOKです(これは決して簡単なことではないのですが、まずはここから始めましょう)。

 

 2.中3・4月~夏休み=受験校を探そう 

 この時期は部活や学校行事に一番夢中になる時期です。勉強なんてしてる場合じゃない、と思いたい時期ですね。そう思うのも自然だと思いますので、この時期は勉強に打ち込むよりも受験校を絞るための活動に時間を割いてもらいたいです。そのためにしてほしいことは以下の通りです。

 

 ① 学校説明会に行く

 →まずはどんな学校があって、各学校がどんな感じなのかを知る必要があります。実際に高校に足を運ぶことで受験への意識も高まりますので、どんなに忙しくても必ず1校は出向きましょう。場合によってはたくさんの学校が集まるイベントなんかに参加してもいいかもしれません。

 

 ② 自分の成績を知る

 →何らかの形で偏差値を知ることができればそれが望ましいです。大手予備校の全国模試や、各地域の模試でもいいですし、学習塾が活用する模試(問い合わせれば1回は無料で受けられるはずです)などを使って自分の立ち位置を知りましょう。

 

 ③ 目指すレベルをもとに、第一志望校を決める

 →①と②があってこその③ですが、あくまでも「現時点での」志望校です。実際にその学校を受けるかどうかは冬になったら決めますので、ここを目指すという学校あるいはレベルを決めましょう。

 これをしないことには夏以降にするべき勉強の優先順位や総量に対するバランスが決められません。何の目的も意図もなく勉強するのは効率がよくないですから、自分なりの希望をもとに、一つは志望校を決めましょう。

 

 3. 中3・9月~冬休み=受験校を決めて勉強に専念しよう 

 第一志望が決まったらそれにあわせて併願校を決めましょう。地域によって名称やトレンドは異なると思いますが、だいたいが以下のようなパターンに分類されると思います。

 

 A.公立志向=第一志望の公立高校+私立の抑え校1~3校

 B.私立単願=第一志望の私立高校(+私立の抑え校1校)

 C.難関国私立大志望=大学附属系の私立1~3校+国立1校+私立の抑え1校(+公立1校)

 

 公立一本というのは万が一の場合が怖いのでおすすめはできません。必ず私立高校の抑えを検討しましょう。

 私立単願の場合、受かればその学校に入学するという前提で受験しますので、合格率が高くなります。その場合、受験校が1校のみになる場合もあると思いますが、やはり万が一はあり得るので、一つは抑えを用意してもらいたいところです。

 難関国私立を目指す場合は大学受験並みの受験回数になります。もちろん第一志望の学校に合格すればその時点で受験は終わりになるでしょうから、地元の学校は受けずに終わることが理想となるでしょう。ただ、この場合は志望順位が上の学校に合格することのほうが難しいので、必ず地元の公私立にも注目して受験校を探す必要があります。

 

 受験予定は早く決まればそれに越したことはありません。成績次第で変えていく、というのはもちろんありますが、ある程度は覚悟を持って絞っていかないと、どうしたって受験勉強の方針が不安定になります。それでは上手な受験作戦とは言えません。

 早い段階から検討に入り、そこに向けた成績向上を目指すべきだと思いますので、準備は少しでも早く始められるようにしましょう。

 

 以上がおおまかな流れでした。その2では各時期における目標について具体的にお話していくつもりです。