勿忘荘(わすれなそう)

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(高校2年生向け)1年前から始める受験準備・その1

 共通テストが終わり、本格的な大学入試がスタートしました。高校2年生にとっては自分の入試まで1年をきったことになります。

 この時期の高校2年生ですと「学校の定期テストだけでも精一杯」「受験勉強って何をしたらいいのかわからない」という人もいると思います。そんな人のために、この1年間をどのように過ごせばいいかを紹介していきます。

 そこで、1年間を3分割して、それぞれの期間に意識するべきことを明確にして、位置づけをはっきりさせておきます。

 

 1. 高2・1月~春休み=受験方針を決めよう 

 どのような受験方式で受験をするのか、これは2年生のうちに決めましょう。どの大学を受けるか、という話ではなく、あくまでも方針が決まればそれでいいのです。志望校が全く決まっていないという人も、少なくとも次の2つは確定させましょう。

 

 ① 推薦系選抜を受ける?

 →別記事「推薦系選抜について」にて詳細はふれていますが、推薦系選抜を受けるかどうかによって、学校の定期テストへの取り組み方や受験勉強の優先順位が大きく左右します。

 推薦系選抜を目指す場合、準備も前倒しで進める必要がありますし、負担も大きくなります。「チャンスがあるなら受けようかな」ではなく、「目指す」のか「目指さない」のかをハッキリさせましょう。

 

 ② 国公立大学を受ける?

 →国公立大学を受験する場合、どうしても必要な科目が増えます。学校・学部によって多少の減少はありますが、基本的に5教科7科目の準備をするつもりでいましょう。

 多くの2年生が「国立のための勉強をしていれば、断念したときに余裕が出る」といったことを考えていますが、それはあまり正しい解釈とは言えません

 国公立大学を目指すうえで、共通テストは単なる通過点ではなく、立派な一次試験です。これに失敗してしまうと、目指していた大学を受験することすらできなくなります。それでいて共通テストと各大学の2次試験は試験内容がかなり変わってくるので、共通テストの延長上に国公立大学があるというわけでもありません。しかも併願で私立大学も受けることになりますから、しなければならない準備の量が桁違いに多くなります。

 簡単に言えば、勉強の総量の違いになるわけで、国公立大学を目指すのであれば、とにかく負担が大きくなります。もちろん3年生になってからの方針転換は可能ですが、少なくとも高2の段階で「国公立大学を受ける可能性があるのかどうか」だけは考えておきましょう

 

 2. 高3・4月~夏休み=志望校を決めよう 

 自分の成績や学習状況と目指すレベルとの差をみながら、第一志望校を明確にする時期です。この段階では第一志望だけでもかまいません。そして、推薦系選抜の出願はこの時期には確定させなければなりません。ここで決めた方針によって秋以降の勉強する科目の優先順位や総量・バランスなどが決まってきます。

 よって、この時期に学校説明会やオープンキャンパスなどにたくさん足を運ぶことになります。部活や学校行事など、忙しい時期ではありますが、ここでこのような学校探しの活動をしておかないと、確実に夏から秋にかけて自分を困らせることになりますので、必ず検討してください。

 

 3. 高3・9月~冬休み=出願校を決めよう 

 大学受験では「志望校」と「出願校」をきちんと区別するようにします。悲しい話ではありますが、受けたい学校を希望通りに受けられる人は多くありません。そして、高校受験とは異なり、行きたくなくても保険として受験しなければならない学校も増えてきます。目安というかイメージはだいたい次のようになります。

 

 A.本当に行きたい学校(実力相応以上)=1~2校

 B.納得できる学校(ワンランク下~実力相応)=3~5校

 C.できれば行きたくない学校(ツーランク以下)=2~4校

 

 あくまでもイメージですが、だいたい5~10校くらい受験するつもりでいてください。

 そして、10月の全国模試(結果は11月ごろ返却されます)の成績を目安に、出願校の具体的な検討に入ります。これによって、残り期間での優先すべきことや赤本の取り組み方が決まります。

 

 

 以上が受験校選びにおけるおおまかな流れになります。この時期では「1」の内容を重視してもらえればいいです。「2」「3」についてはその時期が来ればまた時間をかけて考えることになりますから、全体像を見据えてもらえればそれでいいと思います。

 このような感じで、しばらく高校2年生向けの受験準備に関する話を続けていきます。次回のその2では、今回紹介したそれぞれの期間での目標についてお話する予定です。