勿忘荘(わすれなそう)

勿忘荘(わすれなそう)

Web上で中学生・高校生向けの学習教材のダウンロード販売をしています。

(非受験学年向け)おうち冬期講習のご案内

 新型コロナウィルスの第8波が押し寄せ、落ち着き始めた社会が再び緊迫してきたようですが、学生にとっても心配や不安は尽きないことと思います。

 今後の感染状況次第では、受験を前にして再び学校が休校になったり、塾や予備校の授業も対面授業ではなくなったり、あるいは自分やその周りで感染者が出てしまったりで、思い描いていた勉強ができなくなる可能性も否定できません。

 

 そこで、勿忘荘では家で、自分一人で取り組める「おうち冬期講習」のご案内をします。

 学校の課題にプラスアルファしていただければと思いますし、塾や予備校に通う人も、ステイホームにより家にいる時間が長くなるようで余裕があるならば、ぜひここで提供する教材も取り組んでいただき、よりレベルアップを図ってもらえればと思います。

 

 期間や日程は完全に各自の自由で、何をするのかも各自の必要に応じてということで、自分でカスタマイズして効率の良い学習を目指しましょう。

 ここでは学年や希望に応じていくつかのプランを提示していきますので、自分にあったものを選択していただければと思います。

 

(中学1年生・2年生向け)

 非受験学年の方は基本的に部活動+学校の課題が優先されるべきと思いますので、提案するのは以下のものになります。

 

・「数学の一問一答」シリーズ

→学校で習った単元は必須で、余裕があれば一つ先の単元の予習までできればと思います。こちらはすべて無料で提供していますので、まずは試しにやってみる、という形でぜひ参加してみてください

 

・「単元別入試問題」シリーズ

→一問一答シリーズは難なくこなせる、という方はぜひこちらにも挑戦してみましょう。実際の入試問題を採用していますが、単元ごとに、そこで習う単元より前の範囲で出題しますので、未習の部分はないようにしてあります。

 

・「理科社会の一問一答」シリーズ

→受験生向けに作られているので、一部のページしか使えませんが、次年度以降にも使えますので、今のうちにできるところから始めてみましょう。

 

 非受験学年のみなさんには、この時期はとにかく数学と理科社会において、“習った部分は完璧である”という状態にしてほしいです。

 この時期にどれだけ復習できるかが、1年後もしくは2年後の受験勉強を大きく左右すると思ってもらいたいです。

 

 

(高校生1年生・2年生向け)

・総合演習

→高校生向けの教材は数学のみです。基本は学校の課題になりますが、数学に関しては総合演習を用いて全単元を少しずつ復習してみましょう。

 これで弱点が見つかったら単元別の「重要問題集」を解いてみましょう。この時期にどれだけ復習ができるかで、翌年の学習ペースが大きく変わってきますので、1年生・2年生ともに、受験はまだ先とは考えないようにしてもらえればと思います。

 

・単元別重要問題(数Ⅲ)

→理系に進む予定の高校2年生で、すでに学習済みの単元があれば、こちらもぜひチャレンジしてみましょう。

 数学Ⅲという時点で難しいのですが、高校2年生の冬休みにおいては、文系であれば英語、理系であれば数学のどちらか片方でもある程度仕上がっていると、4月以降の学習計画を立てるうえで非常に有利となります。

 

 英語や国語は「やった分だけ成績が上がる」という実感が伴いにくいので、ここでは数学だけ推させてもらいます。

 

・単語テスト

→これは学習ツールとして活用してもらえればと思っています。

 エクセルファイルになりますが、所定の位置に番号を入力すると、その範囲内でランダムに50題の英単語テストができるシステムです。

 収録している英単語は大学受験用の単語帳をベースに作成していますが、訳(答え)は自身でお持ちの単語帳をもとに、自分で覚えたないように置き換えてもらって構いません。

 

(全学年共通)

 「勉強の仕方」という記事でふれていますが、勉強の極意は復習にあると思います。

 今回おススメした教材も、「ただやるだけ」では期待する効果の半分も得られないと思います。解いたら必ず間違い直しと解き直しを行い、「できるようになるまで」くり返し学習しましょう。

 そのため、やりたい勉強ややるべき勉強をこなすよりも、やったものは完璧にする、という気持ちで臨んでもらいたいと思います。

 

 また、別記事にてお話しした「やる気が出ないとき」「前向きに勉強するために」「上手な時間の使い方」など、単純なお勉強だけでなく、勉強の仕方や生活リズムについても考えてもらえたらと思います。

 

 あとはもちろん、健康管理を徹底し、本来の自分の力が出せないことのないように、日々の生活に気を付けてもらえればと思います。

 

 なお、教材についての詳細は、ダウンロードショップをご覧ください。

 下のリンクからどうぞ。

wasurenasou.stores.jp

12月のおすすめ教材

 ダウンロードショップにて12月のおすすめ教材をアップしました。

 時期が時期だけに受験生向けのものが多くなります。

 

(中学生向け)

・入試基礎力チェックテスト 

→5教科総合問題です。難易度としては「基本レベル」で、タイトル通り、入試対策をするならここから、というものです。

 夏休みからのシリーズもので、今回が5セット目(第17回~第20回)で、最終回になります。何をしたらいいのかわからない、という人には特におすすめです。

 第1回から徐々に範囲を広げていますので、学校の進度によっては未習の部分が含まれるかもしれません。そういう部分があれば、必要に合わせて調べて解くなり省略するなりしてもらえればと思います。ただ、学校で習っていなくても、年内には教科書内容をすべてひと通りおさえておいて欲しいというのが正直なところです。

 

・総合問題(数学) 

→こちらは数学に特化した問題集で、難易度としては「標準レベル」で、これも入試対策のはじまりとしてちょうどいいと思います。

 9月からのシリーズもので、今回が4セット目(第13回~第16回)で、こちらも最終回になります。回が進むごとに中3内容が増えていきますので、学校の進度によらず、これで対策を進めていけば、入試に間に合うように設計しています。

 

 

・実力テスト(数学) 

→名前の通り、テスト形式の問題で、中3・2学期までの範囲の総復習ができます。100点満点ではありますが、一般的な入試に比べると問題数は非常に多くなっているので、入試対策というよりかは冬休み以降の勉強の指針を図るべく、幅広く出題しています。

 テスト形式なので、何も調べずに取り組んでもらいたいですが、時間制限はなしでじっくり解いてみてください。冬以降、数学は新しいものにチャレンジするというよりかは、解いたことがある問題ならできるようにする、という復習の作業が非常に重要になりますので、テスト後の解き直しも推奨です。

 

・出題形式別問題演習(社会) 

→中学社会の入試問題を、形式別に抜粋した問題集です。

 正しいものを選ぶ「適文選択」、歴史上の出来事を古い順に並べる「ならべかえ」に続き、誤っているものを選ぶ「誤文選択」、あてはまるものをすべて選ぶ「一問多答」など、少しずつ種類を増やしています。

 なお、トップページには一部しか掲載できていないので、カテゴリー別のページから探してもらえればと思います。

 

・重要英作文(英語) 

→これは以前から掲載し続けていまして、2学期の間にマスターしてほしいものが集まっています。

 英文法の基礎基本の学習になります。空欄補充、整序問題、英作文の練習問題もセットになっていますので、これがすべて頭に入ればかなりの英語力が身に付くと思います。

 

 

 (高校生向け)

 高校生向けの教材は数学しか用意できていませんが、今後少しずつ数学Ⅲの練習問題をアップしていきます。

・単元別重要問題集 

→今回は数学Ⅲの「微分法」と「積分法」です。数学Ⅱまでとは比べ物にならないくらい難しくなっていますし、覚えるべき知識事項も増えていますので、1か月かけてじっくり学習してもらえればと思います。

 途中式をかなり詳しく記述していますので、苦手な人にも何があったかわかるようになっていると思います。これで数学Ⅲに関しても一通りそろったことになります。最後にⅠA・ⅡBと同様に「総合演習」という形で全範囲のおさらいができる教材を提供する予定です。

 

 以上が12月のおすすめ教材になります。近いうちに「冬休み中のおすすめ教材」も紹介していく予定ですので、学習計画を立てる際にご活用いただければと思います。

 

 教材の詳細情報、ダウンロードショップへは、下のリンクをご利用ください。これまではクレジットカード決済を推奨していましたが、新たにPayPay残高も利用できるようになったので、より手軽にお買い求めしやすくなったんじゃないかと思います。

 

wasurenasou.stores.jp

(受験生向け)前向きに勉強するために・後編

(つづき)

前向きに勉強するためにしてほしいことの後編です。前編を読んでいなくても特に問題ありませんが、未読の方はぜひそちらを先にご覧ください。

 

 ③ 勉強の優先順位を考える

 これはメンタル的な話というよりも実務的な話になりますが、②の目標設定の次の段階になります。ここでは1週間あるいは1ヶ月間といった、中期的な目標の話になります。

 

 優先順位を決めるという小見出しにしていますが、多くの受験生に「今やるべきことはなに?」と聞くと、大半の人はあれもこれもと大量に列挙します。

 それはもちろん当然で、優先度の高いものを挙げようとすればキリがないと言いますか、どれもこれも1位タイというような感じになって、特に意味を持ちません。

 

 そこで、ここでは「やるべきこと」を考えるのではなく「やらなくてもいいこと」をあぶりだすことに主眼を置きます

 時間が限られているとしたら、という前提で考えますと、案外「これはやらなくてもいいかな」「これをやるならこっちに時間をかけたい」といった声が出てくるものです。

 それに、やらなければならないものを考えるより、やらなくていいものを出すことのほうが簡単ですし、気も楽です。

 

 こうして少しずつ重荷を削っていくことで、結果的に優先的に勉強するべきものが残ります。

 あとはこれをこなす努力をしていくわけですが、ここでも「自分で決めたことだから」という気持ちがあるとよりがんばれるようになると思いますので、このあたりにも期待したいです。

 そして、もしも早くにやるべきことが終わらせられるようでしたら、自由時間を増やして英気を養うもいいですし、一旦削った項目を復活させることもできますので、可能性が広がります。

 

 このようにして、今の自分に不要だと思われるものをカットすることで、目の前の課題のスリム化を目指しましょう

 これを自分自身で考えたあと、身近な大人(学校の先生や塾のスタッフ、先輩や家族など、相談しやすい人)に見てもらえればなおいいですので、誰かしら頼れる人が立てられるのなら、遠慮なくお願いしましょう。

 

 

 ④ やったことの記録をする

 これは目標設定の裏側といいますか、締めくくりになるのですが、その日に自分がやったことを記録することも非常に重要だと考えています。

 やり方としては、②で話した今日の目標を1枚の紙に書きこんで、その日の終わりにその成果を記入するようにすればいいでしょう。

 

 具体的に記録することは「解いた問題数」「実際にかかったおよその時間」「気持ち的な面での手応え」「学校行事で勉強時間が取れなかった、模試の結果が返ってきたなどの特記事項(あれば)」などでしょうか。

 この行動によって「今日の自分はこれだけがんばった」「今日はあまり進まなかった」という事実が形として残ります。そうすれば翌日以降の目標設定につなげやすくなりますし、自分が1日でどれだけがんばれるのかの指標となります。

 

 それに、この作業を続けていけば、自分の努力が目に見えるようにたまっていきますので、ふとしたときに振り返ってみるといいでしょう。

 「こんなにがんばったんだな」と思えるかもしれませんし、「全然できてないじゃん」と自分を見つめなおすことにつながるかもしれませんし、何かしらの効果が期待できると思います。

 

 

 以上が、勉強を前向きに進めるためのポイントです。

 4つのうちどれか一つでも自分にあうものがあればいいと思いますので、いろいろと試してもらえればと思います。