勿忘荘(わすれなそう)

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(大学情報)明治大学

現役大学生から自分の大学について話を聞かせてもらっています。①~⑥の凡例は「大学情報について」という記事でご確認ください。

 

 ① 明治大学・文学部

 ② マンモス校ゆえに教員数がかなり多く、多種多様な講義が用意されている。そのうえで、他学部履修も可能なので、自分で時間割をカスタマイズできて自由度が高い(必修単位が少ない文系の学部に限った話かも)。
 文系理系を問わず、たくさんの学部と複数のキャンパスがあり、サークルやボランティア活動で他キャンパスの人との交流ができるので、視野がかなり広がる。
 就職活動のフォローも手厚い。大学提携のインターンシップやマナー講座、ES添削、模擬面接会、学内企業合同説明会などが一年を通して何度も開催されていて、企業との接点を持つ機会が多い。様々な分野でOBOGも多く、コネクションも広い。
 パソコンから無料で資料が印刷できる制度(上限あり。白黒なら年間1200枚程度)がある。
 キャンパスメンバーの提携により、国立美術館や博物館の常設展は無料で入ることができる。
 →時間割の自由度が高いというのはやはり魅力的。学部・キャンパス間の風通しがよさそうなので積極的に動きたい人にとってはよさそう。就職支援の手厚さも立派。これだけ整っていれば道に迷うことはなさそう。美術館や博物館に無料で入れるというのは、好きな人にとっては考えられないほどありがたいものだろう。

 

 ③ 民度が低い。集団になるとマナーが悪い人が多い気がする。②のマンモス校ゆえの魅力と相反して、1講義の人数が多すぎる(300人以上)場合もあり、そういう授業は遅刻する人や私語も多いことから、集中して講義が受けられない可能性もある。受講者が多すぎて抽選になることもあって、思い通りに時間割が組めないこともしばしば。
 理系で大学教授を目指す人にとっては厳しい道のりかも。明治出身の研究者は母校以外からポストをもらうのは厳しいという話も。
 →人が多ければどうしても民度の高低が目立ちやすくなってしまうのだろうか。でも、これは程度の差はあれ、どこの大学にも言えることかと。大きな部屋で行う講義は、後ろのほうに座る人はほとんど授業を聞いていなかったり、出席だけとっていなくなるか、最後の数分だけ出てくる人がいたりするのも残念ながら現実の話。

 

 ⑥ GMARCHの中だとチャラそうなイメージがあるらしいが、学部や学科によりけり。多種多様な人がいるので、どんな人でもなじめないということはない。文学部では地理学専攻と考古学専攻はフィールドワークや課題が多くて大変そう。がっつり勉強したい人におすすめ。
 商学部政治経済学部は学業に熱心な人とそうでない人の二極化が激しいイメージがある。商学部にはダブルコアという2つのゼミに所属できる制度や、FPなどの資格を取るために熱心に勉強している人もたくさんいる。
 理系は全体的に忙しいイメージがあり、特に理工学部建築学科はきついとのこと。また、研究室によっては就活させてもらえない(=大学院への進学が前提)ところもあるので、進路選択は慎重に吟味すること。
 人気・有名校だけあって環境は整っているので、大学生活を充実させたい人、エンジョイしたい人は大歓迎。
 →イメージは人それぞれだとして、忙しさに関しては「自分の意志で忙しくする人」と「なかば強制的に忙しくなる人」に分かれる模様。選択の余地があるかどうかは事前に把握できるのであれば調べておかないと、入学してから「こんなつもりじゃなかった」という事態を招きかねないので、なるべく忙しくなりたくない人は要注意。

 

 ☆まとめ
 人気・有名校ならではの情報が多く、これを見ると確かに人気が出るのもうなずける、という感じ。講義の数はもちろん、OBOGとのつながりや大学からのサポートなどの充実具合は魅力だろう。
 キャンパスが複数ある大学に関しては、建物が近隣にあるのかそうでないのかで大きく変わってきそうなので、位置関係も確認しておこう。
 学部・学科がたくさんある大学では、所属によって大変さがかなり変わるので、「この大学は大変」「この大学は楽」というように大学単位で考えないようにするべき。もっと言えば、どの研究室に入るか、どの講義を取るのかで忙しさは様変わりするので、このあたりは入学後にもらえる先輩からの情報で選択をしていくことになる分、高校生のうちにすべてを把握することはほぼ不可能なので、「そういうことがありうる」という心構えだけはしておくとよさそう。